みちおかの想い
おかえりなさい あなたの家へ あなたの生まれた家へ
当クリニックではご出産時の入院期間の間のお食事をお部屋ではなくディナーホールで皆さん一緒に召し上がっていただいております。
このように、入院している妊婦さん全員が同じ時間・場所に集まり食事を召し上がっていただく機会を設けている産婦人科は全国でも珍しいようです。
子育てで悩む孤独なお母さんを助けるお手伝いがしたい。
現在、核家族化が進み、昔のように、おじいちゃん、おばあちゃんが子育てを教えてくれるような機会も少なくなりました。
また、ご近所の付きあいも少なくなり、子育てについて1人で悩む孤独なお母さんも少なくありません。
病院としても、出産後のフォローに関して出来ることには限界があるのも事実です。
みちおかレディースクリニックを作る時も出産時だけではなく出産後も子育てで悩む孤独なお母さんを助けるお手伝いができないだろうか。このような想いが強くありました。
そこで始めたのがディナーホールで皆さん一緒に召し上がっていただくお食事です。
たった5日間の短い入院期間ではありますが、出産という同じ体験・想いを持つもの同士ですから、美味しい食事を通じて会話をしていただくことで、つながりが生まれるのではと考えたのです。
そんな想いをこめて開院して9年が経過しました。
お母さん同士がつながっていく瞬間が生まれる
「この料理、美味しいよね。」
ディナーホールでのお食事の中で生まれた些細な一言がきっかけとなり、お母さん同士がつながっていく瞬間を私たちはたくさん見てきました。
入院前の説明の際には必ず妊婦さんにディナーホールでの食事の事を説明させていただいておりますが、やはり中には不安に思われる方も当然いらっしゃいます。
しかし、皆さん退院の時には
「食事の時間が本当に楽しかった。」
「出産や育児で不安だったけど、いろいろ話せる仲間が出来ました。」
といって下さり、笑顔で帰っていかれます。
そして、退院後も一緒に病院に遊びに来ていただいたり、お母さん同士で子育てを楽しんでいる姿をみると、本当に良かったと思います。
出産を通じて一生の付きあいが生まれる場所。
お母さんと赤ちゃんにとっての『第2の家』であって欲しい、ここで子供を産んだ事を本当に良かったと思っていただきたい。
「病院(ホスピタル)」の語源は「ホテル」と同じ「ホスピス(宿)」と言われています。
だからこそ、物心両面で、みなさまの出産、育児のサポートを行い、人のぬくもりを感じる家でありたいと思っています。
「みちおかレディースクリニックで産んで本当に良かった。」
「みちおかレディースクリニックを選んで本当に良かった。」
そう言っていただけるように、全スタッフが人として訪れる方たちのために、できる限りの事を尽くしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
みちおかレディースクリニック 院長 道岡亨
スタッフ全員が常にクレドを携帯し
出産・子育てのお手伝いをさせていただいております。
クレドとは信条を意味するラテン語です。
当クリニックの目指す姿を忘れないためにもスタッフ全員が常にクレドを携帯し、皆様の出産・子育てのお手伝いをさせていただいております。