妊娠中のおっぱいケアについて
赤ちゃんのためにもママ自身のためにも、妊娠中からしっかりおっぱいケアをして下さい。
当院では、妊婦健診で、16~18週頃と36週頃に乳房・乳頭チェックをみなさんに行い、マッサージの方法を説明しています。
妊娠中におっぱいケアをしていないと、赤ちゃんが吸いにくい=飲みにくいおっぱいとなり、また乳頭亀裂や血豆、水疱などのトラブルをおこしやすくなります。
赤ちゃんのためにもママ自身のためにも、妊娠中からしっかりおっぱいケアをして下さい。
乳頭・乳輪マッサージの方法について
1.圧迫…乳頭を柔らかくし、赤ちゃんが吸いやすくなる。
乳頭から乳輪までを親指、人差し指、中指でつまみ圧迫します。縦、横、斜めと方向をかえながら、まんべんなく行ってください。
2.横方向のマッサージ…乳頭を強くし、皸割れや水ぶくれ、血まめなどのトラブルを防ぐ。
親指、人差し指、中指の3本の指の腹で乳輪まで長くつまむように持って、乳管を横にずらすようにもみます。
3.縦方向のマッサージ…乳頭内を通っている乳管を伸展する事により、乳垢を排出する。
横マッサージの要領で乳輪まで長くつまむように持って圧迫したまま、指で紙をよる要領(こよりをつくる感じ)で縦にずらすようにもみます。
上下、左右をそれぞれ10回ずつします。
ケアのポイント!!
- 22週頃より乳頭・乳輪部のマッサージを始めましょう。
- マッサージ中にお腹がはったら、マッサージは止めましょう。